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2017

東大入学と早期英語教育、将来的に生き残れるのはどっち? 〜有利なのは英語 or 東大?〜

悩むはてな


日本の最高峰でトップを目指すか、もしくは海外に飛び出せる人材を早くから育てるかーー。

これはいつの時代も親御さんが頭を悩ませる課題のようです。

そこで今回、「東大 vs 早期英語教育」と題して語ってみたいと思います。


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紗栄子と林修が激突!

悩む


地上波の某番組で、タレントの紗栄子と予備校教師の林修の意見が真っ向から対立していたらしい。

("らしい" というのは、わたしは直接その番組を観ていないので)



「(子どもに)1歳のおわりぐらいから英語教育をし、2人の息子がロンドンの名門校に入学している」

と語る紗栄子に対し、林修は

「子供に早期英語教育をやらしている東大出身の親に会ったことがない」

とバッサリ。

“英語至上主義” の風潮にノーを突きつけた。


出典:紗栄子 2人の息子に「一歳おわりから英語教育」に林先生が異論 デイリースポーツ


ーーーーーーーーーーーーーーー


親の基準が「東大オンリー」なのが謎ですが、早期英語教育という点に関して言えば、林修の言い分は正しいように思う。


というのも、教育界では、

母国語の基礎がしっかり固まらないうちに第二言語を脳に入れてしまうと言語能力や思考能力が危うくなる

と言われているからです。


これは子どもにアイデンティティの欠如を引き起こし、「自分は一体何者なんだ」と悩ませる結果につながります。

林修の言い分は、そのあたりも踏まえた上でのことなのでしょう。




紗栄子の「1歳のおわりから英語教育」というのはさすがに早すぎるように思う。


1歳から英語に浸かって義務教育もすでに向こうということは、お子さんはおそらくすでに日本語よりも英語で思考しているレベルなのでしょう。

(この時点で、お子さんと日本語で深くコミュニケーションを取るのは諦めなきゃならないレベル、ということです)


そこを犠牲にしてでも「母親としてロンドン名門校への切符を選んだ」とも取れます。

この人はほんと、いろんな意味でブレないですね(笑)




国語ができれば英語も楽勝?!

悩む


林修は

「もともと(本人)のスペックを高くしたら、英語はすぐにできるようになります」

と断言したそうですが……。


これね、そう言い切れるのは、「国語の現代文を教えている」林修だからですよ。

林修だけでなく、タレントで言えば、たとえば芥川賞を受賞したお笑い芸人の "又吉直樹" あたりも(国語の成績云々はともかくとして)、本気でやれば英語はすぐに習得できるようになるでしょう。


どういうことかというと、英語界では「国語ができる人は英語の上達も早い」と言われており、帰国子女を教えている塾講師なども、多くの人がそれを証言しているからです。

つまり、「言葉に対するセンスがあるかどうか」という問題とも絡んでくるわけです。




手前味噌になりますが、わたし自身、国語(現代文)と小論文はいつもノーベンでOKでした。

この2つに関しては「勉強する」という概念さえなかった。

大学時代の単位も、出席よりもほぼレポートで稼いだようなものです。



だからというわけではないけれど、日本語以外の言語も勉強が苦じゃなかったし、海外移住してからもそれほど言葉で困った経験はありません。

(「それほど」と言うのは、相手の出身国によって訛りの強弱やスラングなどの多少の違いがあるからです)



ということは、自分の子どもが「それほど国語が得意じゃないな」と思えば早期英語教育に踏み切ればいいし、読書家だったり国語が最初から得意な子であれば、その子のポテンシャルを信じて英語は後からやらせればいい、ということになります。


もちろん、最初から言葉のセンスのある子が早めに英語に取りかかれば、それだけアドバンテージになることは言うまでもありません。

(とはいえ、あまりに早く英語漬けになってしまうと母語でじっくり思考することができなくなり、子どものアイデンティティが脆くなる恐れがあるのでお気をつけを……)



英語はとかく「努力」が強調されがちですが、音楽やスポーツ同様、ある程度の「適性」はあると私は思っています。

そして適性がないと判断したら、時間のかかる語学なんかに延々と関わるよりも、もっと別の何かに集中したほうがよほど効率がいい。


英語ができるに越したことはないですが、今の日本なら、英語関係なくまだまだ活躍できる場はありますからね。

(その「適性」の見極めができずに、プログラミング言語を大金かけて勉強していた経験者のわたしが言うのだから・笑)





「東大 vs 早期英語教育」、有利なのはどっち?

悩む


子どもに将来「日本で出世してほしい」のであれば、まずは東大を目指させることで問題ないように思う。

というのも、東大から官僚になれば、国費留学でいくらでもその手の名門欧米大学に留学できるからです。

(この場合、流暢な英語力は保証できませんが……)



そうではなく、「将来的には海外を拠点に活動してもらいたい、子どもにはグローバルに生きてほしい」と考えているのであれば、何も苦労して東大を目指さなくてもいいと思うのです。

国費留学から帰ってきた官僚はお国のために働かねばならず、海外移住なんてまず望めませんからね。

「もう東大は時代遅れ?!世界大学ランキング、日本の順位はなぜ落ち続けるのか」も参考にどうぞ)


どちらが有利なのかは、お子さんの希望や適性を考慮に入れつつ考えればいいと思います。



早期英語教育と言ったって、では「いつから英語に浸からせれば、日本語の基礎がしっかりした綺麗なバイリンガルになれるのか」ということですが……。


その手の教育ママのあいだでよく言われるのは、

「子どもが10歳前後で海外に出て、中学(もしくは高校あたり)で戻ってきて日本の大学に入れるのが一番いい」

というもの。

(そこには「帰国子女枠でラク〜に日本の受験を突破させる」という親の目論見が透けて見えます)




父の仕事の都合で家族で海外にわたる話が出たのも、私がちょうど10歳の頃でした。

日本で教育を受けさせたい母が大反対し、父は単身赴任することに。

結果、わたしが留学という形で渡航するのはもう少し先の話となります。



あの10歳の頃に海外へ行こうが行くまいが、最終的に今こうして海外に住んでいるのだから(しかも偶然にも父の赴任先の隣の国)、なんだかんだで血は争えません。

一時帰国で母に会うたびに、そんな話をされます。





英語だけできてもダメなのか?

悩む


巷でよく言われる「英語だけできても仕事ができなきゃ無意味」問題について。

これ言うのって、大抵、英語に自信のない人たちなんですよね。

もしくは、英語をやってはみたけど途中で挫折した人か。



もちろん一番いいのは「英語ができて仕事もできる」ことですが、たとえば仕事のためにアメリカやイギリスへ渡る「英語(だけ)はできる」(と言われることのある)インド人やフィリピン人のすべてが、果たして最初からそこまで仕事ができる人たちばかりだったのでしょうか??


わたしはと言いたい。


そもそも、日本人の言う「仕事ができない」のレベルが高すぎるんですよ。

これは、言葉(英語)さえできれば、あとは現地でなんとかなっちゃう(なんとかなっちゃった)人たちを大勢みてきたからこそ言えるのですが。



Job Hunting するにしたって、英語ができるだけで「世界」が候補地になるわけですよね、インド人やフィリピン人を例に出すまでもなく。

言葉の壁がないから、彼らはあっさり海を越えていく。



「多少仕事ができない」程度なら、わたしなら断然「英語ができる」ほうを選びます。

そして、ちょっと頑張った程度で「おお〜さすが日本人!」と崇めてくれそうな国をあえて選ぶでしょう(笑)

(その仕事スキルが、たとえばサイエンス系やプログラミングなど今後世界的にも大きな需要が見込めるものなら話は別ですよもちろん)



そういや昔、「仕事なんてクソだろ? job is shit!」という面白いブログを書いてた "海外ニート" さんという元パチプロの人がいたっけなぁ……。

今はなき彼のブログを読めば、「英語力 vs 仕事はできない」問題で悩むこともないでしょうきっと(笑)

なんてったって、某先進国に海外就職する前、彼は日本でニートでパチンコで食べてたんだから(実力を隠してただけかもしれないけど)。



最後に一つだけ、日本人の言う「仕事ができない」のレベルは高すぎるってことだけは、強調しておきます。





⬇︎こちらの記事も参考になりますよ。


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