29
2017

【いずれ日本も導入?】ベーシックインカムの仕組みをわかりやすく解説!そのメリットとデメリットとは?

CATEGORY時事
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ここ数十年のあいだに世界は劇的に変わると言われています。

その起爆剤となりうるのが、ベーシックインカム(Basic Income)です。

(ここでは簡略化してBIと呼びたいと思います)


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なぜベーシックインカムなの?

悩む


ベーシックインカムとは、政府が全国民に無償で一定額を支給する制度です。


最近でも、スイスでBIを採用するための国民投票が行われましたが、財源不足と労働意欲減退への不安から否決されています。

「成人に2500スイスフラン(日本円で月額約30万円!)を支給する」という内容から、世界的ニュースとなりました。

現在、フィンランドやオランダでは試験的に導入されていますが、このベーシックインカム、実は日本でもたびたび議題に上がっているのです。



なぜ急にBI論が盛んになったのかーーそこには AIやロボットの存在 があります。


下の画像を見てもらうとわかりますが、10〜20年後には、世界中のほとんどで雇用がロボットに奪われることがわかっています。

(製造現場に従事する労働者が多い中国やタイでは7割を超えています)


クローズアップ現代

画像出典:NHK クローズアップ現代 「“仕事がない世界”がやってくる!」 


雇用がロボットに置き換わるーーつまり人間はもう、そのぶん働かなくても良くなる のです。

ベーシックインカム論の台頭には、このような時代背景があります。





BIはどうやって成り立つのか

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「国民に毎月同じ額を与えるなんて可能なの?」

最初に浮かぶ疑問はこれです。

というわけで、BIが成り立つ仕組みを "超ざっくりと" 解説してみたいと思います。


ここでは、「すべての国民に 月8万円 を支給したらどうなるか」で計算してみましょう。

(この月8万という数字ですが、BI導入論の第一人者である日本の経済学者が "1人当たり月8万円" で試算したことから始まっています)



<こうすれば日本でもBIが成り立つ!>


国民ひとりあたり月8万を支給すると仮定して……


・消費税率を20%にする

・無駄な公共事業を減らす

・公務員や官僚を減らす

・年金や生活保護などの社会保障費をなくす



ことで可能となります。


北欧諸国の消費税は25%なので、日本もこれくらい一気に増税してしまい、代わりに国民全員に一律の金額を与えましょう、ということです。

どっちみち、日本の消費税もいずれは北欧並みに近づいていくのだから、だったら増税されるぶんBIもらっちゃったほうが得だよね、ってことです。




BIのメリットとデメリットを知ろう

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それでは次に、BIのメリットとデメリットを見ていきましょう。



<BIのメリット>


・国民が平等に一定額をもらえるので不公平感がなくなる

・子どもの数に合わせてBIを支給することで少子化対策につながる

・お金のために無理に働く必要がなくなる



日本はただでさえ過労死が問題になる国。

そんな国で、たとえ月8万円でももらえれば、もう無理して残業したり経済的な理由で子どもを諦めたりしなくてもよくなります。


ではデメリットは何かと言うと……



<BIのデメリット>


・国民の労働意欲が減退する

・生活保護や年金をたっぷりもらっている世代からの反発

・公務員や官僚からの反発





BI導入で不平等社会の終焉なるか

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デメリットに関してはちょっと補足が必要です。


まず、「生活保護や年金がなくなる=それ関連の仕事もなくなる」ということなので、公務員や官僚(とくに厚労省)の仕事は大幅に減ることとなるでしょう。

当然ながら公務員や官僚の抵抗が考えられますが、郵政だって最終的には民営化されたのだから、やってやれないことはないと思います。



積極的に選挙に行く世代のほとんどはお年寄りなので、そのお年寄りを惹きつける材料となりうる年金をなくしてベーシックインカムに切り替えることは、今の段階では考えにくい。

とはいえ、これはあくまでも年金たっぷり世代の高齢者と政治家側の論理であり、その他の国民にはメリットのないことです。


とくに、今の現役世代は年金が75歳からの支給になることはほぼ確実なので、だったら月8万のBIのほうが断然マシというもの。

(ちなみに、私自身が75歳以降にもらえる年金を計算してみたところ、月々3万円弱でした)

詳細は「【年金】受給開始年齢が75歳になったら、あなたはどうしますか・・・?」を参考にしてみてください。




生活保護についても、さすがにちょっと不平等じゃないか?と感じることが多いです。

彼らは、ざっくり言えば月20万円は貰っているのと同じ計算になります。

まさに もらい得 ってやつですね。


(生活保護については 老後の生活「不安を感じる」7割近く、年金削減で団塊世代を狙い撃ち 〜だったら生活保護の方がマシ?! 〜 を参考に)


たまにネットで「生活保護もらいながら副業でウン百万円稼いでま〜す!」なんていう匿名の書き込みを見ますが、おいおいそれ人としてどうなの?って思います。




最後に、「BI支給で労働意欲が減退する」ですが、これは逆なのではないでしょうか?

毎月最低限の金額が保障されるのでかえって労働意欲が上がり、いろんなことにチャレンジする機会が増えると、個人的には思うのです。


たとえば、昔はできなかった農業をちょっとやってみたいとか、ベーシックインカムがあるからちょっと起業してみようとか。

お金の心配が減るぶん、人は何かに挑戦しやすくなるのではないでしょうか。


〜〜〜〜〜〜〜


わたしは現在、日本に住民票のない「非居住者」という立場ですが、BIの金額が月8万なら日本に戻らないと思います。

(スイス並みの月30万が保証されるならペイできそうなので戻るかも)

仮にBIが導入されたとして、日本在住の外国人については、日本の永住権を保持している&納税義務を果たしている人には適用されるかもしれないですね。



QOL(クオリティ・オブ・ライフ)に直結するようなことはどうしてもヨーロッパが先んじる傾向がありますが、もし日本がBIの先駆けになったら面白いだろうなぁと思います。

いずれにせよ、AIやロボットの台頭により、BIの導入は今後世界的なテーマとなっていくことは間違いありません。


あなたはベーシックインカムに賛成ですか?反対ですか?


出典: 堀江貴文 ベーシックインカム導入せよ 辛坊治郎 竹田恒泰




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