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2017

エスカレーター式の学校に行けば進学も就職もすべて安心なのか?問題

CATEGORY生活
エスカレーター


エスカレーター式 とは、いうまでもなく「幼稚園→小学校→中学校→高校→大学」と、附属校から受験なしで大学に内部進学できる制度を指します。

エスカレーター式の学校なら受験をしなくて済むことから、わが子を有名大学の付属校に入れようと、子どもが小さいうちから親御さんは「子どものお受験」に駆けずり回ることになるのですね。

では、エスカレーター式の学校に入れば進学も就職もすべて安泰なのでしょうか?


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エスカレーター式のメリット&デメリットとは?

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はじめに、エスカレーター式のメリットとデメリットを見てみましょう。


<メリット>


進学の心配がない

・個性を伸ばせる環境にある

・強い仲間意識を持てる

・有力な友達や人間関係が作れる



<デメリット>


・学級崩壊の危険性がある

・受験には向かない

学費が高い

・内部生だけで固まる傾向にある

・留年率が高い

・給食がない



出典:「エスカレーター式学校のメリットデメリット、行くのは損?得?」スタイリッシュぼっち



エスカレーター式のメリットとして「進学の心配がない」、これは最大にして最強のものでしょう。

ずっと内部生たちと過ごすので仲間意識も芽生えるし、(人間関係がうまくいけば)居心地がいいのは確かです。


お金持ちが多いので、有名人や大企業の子息・子女とも仲良くなれる。

そこで培った人脈は一生もの。


一方、進学が保証されているので生徒の半分は授業を聞いてないらしく、それが「学級崩壊」の原因にもなるのだとか。

コツコツと勉強する習慣がついていないため、留年率も意外と高いようです。



「学費の高さ」については皆さん裕福な家庭が多いので問題ないとは思いますが、一応概算を出してみましょう。

エスカレーター式の学校として日本トップに君臨する「慶應大学」を例に挙げてみます。


仮に幼稚舎から大学(例として経済学部)まで一本で行くとして、その合計金額は約1750万円強になるそうです。

子どもが2人なら3500万円、3人なら5250万円。

なかなかの数字です。


資金面と「過酷な受験戦争を避けたい」という点だけを見れば、「幼稚舎や小学校からではなく付属高校から付属の大学に進学する」のが一番コストパフォーマンスが良さそうですね。





エスカレーター組は就職に有利なのか?

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一部の就職神話として、「受験で苦労していない学生は採りたくない」というものがありますが、これは事実なのでしょうか?

人事採用者から見た意見を引用してみます。


<幼稚園・小学校から付属大学までのエスカレーター組>


進学先は親の意思で決まるため、本人には何の罪もない。

加えてその人物評価も「Very Good」が多いとのことで、評価は意外に悪くないそうです。



<中学入試・高校入試から付属大学へのエスカレーター組>


これは書類選考で真っ先に落とされるタイプだそうです。

理由は、「なぜ他の大学を受けずにそのまま付属大に入ったのか?」を問われるから。

なので、自己PR欄にその理由をきちんと書かねばならないのだとか。



<企業にとってもっとも好ましいのは……>


それは、「社会的評価のさほど高くない大学の付属高から、社会的評価の高い大学に受験で進学」する生徒だそう。

理由は、エスカレーター式で進学できる環境に甘んじることなく、果敢にチャレンジしたことを学歴が証明しているから。



出典: 「エスカレーター式進学組は就職に不利?企業の採用担当者が見る、選考でのチェックポイントとは」LATTE/COLUMN



「幼稚園・小学校から」の生徒がよくて「中学・高校から」の生徒がダメな理由がよくわかりませんが……。

おそらく、「幼稚園・小学校から」入学組の親御さんには有名人や大企業の子息・子女が多いからかな?と推測します。


人事だってそりゃあ有力な人脈がほしいのが本音でしょうからね。

資本主義の国である以上、これはしょうがないことです。


とはいえ、総合的に見ると「社会的評価の高い大学に受験で突破するチャレンジ精神がもっとも採用側に認められやすい」ということのようです。





学力不足で進学が拒まれたケースも!

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エスカレーター式の学校にもかかわらず、お子さんが「学力不足」を理由に進学できなかったため、両親が学校を訴えたケースが発生しています。


付属小学校の6年生だったA君は、系列の付属中学校に進学しようとして内部進学試験を受けたが不合格となり、その後の一般入試も受けたがやはり不合格となってしまった。

両親は同学校法人に対して損害賠償を請求。

それに対し、学校側も不当な提訴によって学校側の名誉が傷つけられたとして、両親を相手に損害賠償の反訴を提起した。


裁判所は両親の請求も学校側の請求もいずれも認めずに請求を棄却。

要は、中学校は義務教育なのだから、たとえ系列中学に進学するためであっても学校側には受験指導や助言をする義務はない、と裁判所は判断した訳である。



出典:名門校進学を巡る裁判が示した、「エスカレーター式」の真実 現代ビジネス



ここでのポイントは、A君はどうしようもない不良息子だったわけではなく、ただの「学力不足」で進級できなかったという点。

以上から、「エスカレーターなんて存在しないし裁判所もそれを認めない」という事実がわかります。

エスカレーターに黙って乗っていれば次に上がれるのではなく、他の生徒より有利な下駄を履かせてくれるという意味でしかないのだ、と記事は述べています。



これからお子さんをエスカレーター式の学校に入れようと考えている親御さんは、このような判例も実際にあるのだと頭に入れた上で、お子さんをうまくサポートしてあげてほしいと思います。





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