14
2016

日本のネットは海外と比べて陰湿な傾向に 〜匿名性を笠に着て言いたい放題?〜

CATEGORY生活
キーボード2


「日本のネットユーザーは陰湿」というのは、もはや共通概念のようになっている。

Facebookなど実名が担保されるような場では表向き仲良くし、匿名掲示板になると牙をむいて誹謗中傷が始まる。

中には、SNSで「裏アカウント」を取って中傷する人までいるそうだ。


出典:日本のネットはなぜこんなに陰湿? 結局のところ国民性の問題なのか ニコニコニュース


スポンサーリンク


「日本のネットってなんでこうも陰湿なの?」

この質問に寄せられたネットの意見を引用してみよう。


「日本人って他人と比べて幸せかを計る国民性だからじゃないかな。仕事、家族、お金、全部他人と比べないと何もわからないんだよこの国って」

「100のうち10の悪い部分があると後の90も全部叩くよな」

「(中略)同調圧力が行き過ぎて自分たちで息苦しい世の中にしている気がして今後が不安」

「元々日本人なんて老いも若きも誰かの失敗を笑い、誰かの成功を妬む人が多いし、出る杭はなんとなく叩こうとするから」


出典:日本のネットはなぜこんなに陰湿? 結局のところ国民性の問題なのか ニコニコニュース



引用元の作者によると、

初期にはネット掲示板での中傷合戦にドン引きしていた僕や貴方も、いつの間にやら免疫ができてしまった

ということのようだ。



確かに、日本人は本音と建前を使い分ける民族だ。

リアルの世界においては表向き仲良くし、褒め、波風を立てないようにしておきながら、裏で(ネットで)壮絶に罵倒する。


これはもう、いわば日本人のお家芸みたいなものだ。


引用元の作者が言うように、ネット初期の頃は2ちゃんねるなんてドン引きしていた我々も、いつしか「そういうものだ」と慣れてしまった感がある。

日本人の大部分は、普段言いたいけれど言えないネガティブな意見をネットに書くことで、ストレスや憂さを晴らしている。


そしてまた、リアルの生活ではニコニコとした自分に戻る。

そこが外国人から「日本人は何を考えているのかわからない」と言われるゆえんでもある。



先日、わたしも外国人から似たようなことを言われた。

「日本人って相手の話を聞くときもフンフン言いながらいつもニコニコしてるよね。うちの国の人間なんてギャーギャーうるさいよ」と。



ただ、これについては一つだけ訂正しておきたい。

それは「日本在住の日本人」に限った話である、と。


海外においては、こちらの意見をはっきり主張しなければ食い物にされて終わりだ。

どんなに言いにくいことでも、意見をはっきり表明しなければ「同意した」とみなされてしまう。


だからわたしは、海外にいる間はどんなにキツイことでも言葉に出してはっきり伝えるようにしている。

これはわたしだけでなく、他の海外在住者もほぼ同じだろう。


多少気が強くないと外国では生きていけない。

日本と違って、それだけ不条理なことが毎日山のように降ってくるからだ。



先日もこんなことがあった。


昼食にデリバリーを頼んだところ、頼んだメニューが少なすぎるからか、勝手にオーダーをキャンセルされてしまった。

キャンセルの連絡が入ったのは、なんと注文から1.5時間後。

わたしはそのあいだ、腹を空かせてひたすら出前を待っていたというのに。


怒ったわたしはさっそく店に電話してブチ切れた。

「こっちは1時間半ひたすら出前を待ってたんだよ、キャンセルするならもっと早くしろ!」


……というようなことを、一方的に5分ほどわめいてから電話を切った。

以降、その店の対応は見違えるように変わった。



このようなケースはしょっちゅうある。

わたしはこの国でしょっちゅう怒っている。

そして、きちんと怒れば(こちらの感情をきちんと表に出せば)、以降の対応は劇的に変わる。


日本にいた頃は、人前でこれほど怒りをあらわにすることはなかった。

むしろ「穏やかな人間」だと言われていたほどだ。

やはり、なんだかんだ言って日本人の仕事ぶりはすごい。



だからというわけではないが、ネット内での多少の陰湿さも仕方ないのかな、とは思う。

普段それだけ彼らは人前で我慢しているのだ。


とはいえ、「リアルの世界じゃ内弁慶、ネット内では傍若無人」といった傾向が行き過ぎるのも問題ではある。



特に、以下の引用文が気になった。


「同調圧力が行き過ぎて自分たちで息苦しい世の中にしている気がする」

「誰かの成功を妬む人が多いし、出る杭はなんとなく叩こうとする」




これほど日本人の特質をうまく言い当てている文章もない。

日本人は同調圧力がすごいし、出る杭は打つ。



私のようなマイノリティ傾向のある個人主義者には、これはキツイ。

(だからこそ海外に新天地を求めた部分もあるのだが)


これは他の海外在住日本人も、口をそろえて似たようなことを言っている。

「日本は好きだけど、(上記のような傾向があるから)帰りたくないし、今さら帰れない」と。



日本は、逆に言えば、目立たず平均的にマジョリティ的生き方を好む人間には非常に暮らしやすい国だ。

(そのような人間は、わざわざ不自由な海外暮らしをしようなどとハナから思わないだろうけど)



わたしは日本人として日本を愛しているが、一方で、このような同調圧力や出る杭をガンガン打つ日本人の性質が大嫌いだ。

わたしが移民に賛成するのも、「外国人の流入でこのような陰湿な性質が一部改善されるのではないか」との期待があるからだ。


結局のところ、同調圧力というのは、周りに同じ "日本人" しかいないことから生まれる。

宗教も思想も肌の色もまったく違う人種と共存するようになれば、このような同調圧力は意味をなさなくなる。


わたしが日本に再び帰るのは、日本国民のあいだで移民との共存が当たり前になったときになるだろう。




関連記事

○  2ちゃんねるは悪なのか?!を検証する

○  中国人と日本人を見分ける方法とは?「日本人あるある」について語ってみる



スポンサーリンク

スポンサーリンク

Related