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2016

貧乏人は子どもを作るな?!〜親の年収と子どもの学力の関係は〜

CATEGORY生活
首かしげ


親の年収と子どもの学力に相関関係があるとする調査を、R25が紹介している。

お茶の水女子大学の調査によると……。


「親の年収800万円〜900万円の子どもの学力テストの点数」>「親の年収300万円〜400万円の子の点数」

らしい。


何でも、親が高学歴・高所得でまったく勉強していない児童と、低学歴・低所得で毎日3時間以上勉強している子を比較すると、学力テストの正答率は前者の方が上回っているのだという。


出典:「子の学力と親の経済力、相関関係があるって本当?」NEWポストセブン


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「いくら低学歴・低所得の親の子どもだからと言って、さすがに毎日3時間も勉強していれば、点数は金持ちの子より上だろう」

と思うのだが……。

そうではない理由を、先ほどのお茶の水女子大学の調査が明らかにしている。



経済的・社会的な環境のよい家庭の子どもは、学校で埋められない学習や様々な体験の機会を多く得ることができるため、

理解力が高かったり、効率的な学習の仕方を習得したりしている可能性があり、勉強時間の長い低所得家庭の子どもと同等の成績がとれるのかもしれません。

あるいは、社会的・経済的な環境のよい家庭ほど、親などの周りの大人が子どもの家庭学習を見られる状況にあるといったことも考えられるでしょう。


出典:「子の学力と親の経済力、相関関係があるって本当?」NEWポストセブン



なるほどね。

確かに、高学歴の親なら普段家庭で使う言葉も相応のものになるだろうし、観るテレビや読む本にも違いが出てくるだろう。

親の学歴が高いほど子どもの宿題を見てやれるし、効率のいい勉強の仕方もそれとなく教えられる。


加えて、親が裕福なら、塾や課外活動など様々な体験を子どもに与えてやることができる。

そういう部分で、子の基本能力が低学歴・低所得の家庭とは違ってくる可能性は大いにある。



でも、それを認めてしまうと「低学歴・低所得の親の子どもは学歴や出世をあきらめるしかないのか」という話になってしまう。



昔は「家が貧乏でも学力が高ければ国立大学に行ける」との夢があったが、昨今は、東大生の親も高学歴・高所得者層ばかりだ。

そこへきて国立大学も値上げし、私立と授業料が変わらなくなってきている。




もう、世間はごまかさずにはっきり告げたほうがいい。

「金も学歴もない人間は子どもを産むな」と。



もちろん、親のステイタスに関係なく、子どもは可愛い。

子どもは夢や希望を与えてくれる存在だ。



だが、昔と違って「ただ産めばいい」という時代じゃない。

今では、大学に行く子どもが奨学金(という名のローン)を抱えるのは普通だし、優秀な移民もどんどん日本に入ってくる。


しかも政府は、高度な専門スキルを持つ外国人に対し、滞在期間 最短1年 で永住権を与える方針に切り替えた(それまでは5年の滞在期間が必要だった)。


今後、未来の子どもたちは(国内のエリート層だけでなく)優秀な外国人とも職を奪い合わなきゃならないのだ。

かように、子どもたちの生き方は年々シビアになっている。



そのような未来を考慮せず、自分たちの学歴や年収をも考慮せず、「産めばなんとかなる」というのは、子どもに対する虐待行為に等しい。

子育てというのは、「子どもが立派に成人し、納税できる立場になって」初めて成功したと言えるのだ。

20年、30年先の未来を見据えた養育計画があって、初めて成り立つものなのだ。



そろそろ、出産・育児を免許制に変えたほうがいいかもしれない。

車だって乗りこなすのに免許が必要なのだ。

交通ルール同様、子育てにだって最低限守らなければならないことはある。




とはいえ、「親が高学歴・高所得なら子どもも必ずそうなる」というわけではない。


いとこの家は両親ともに高学歴、子どもにも当然のようにそれを求めたが、親があまりにうるさく言うのでいとこは大学へ行かずに専門学校を選んだ。

中学時代、「いつの間にか机の上で眠ってしまうほど」ガリ勉だった同級生も、結局専門学校へ行った。

いずれも、親が教育に相当厳しい家だった。



翻って我が家は、典型的な 放任主義 の家庭だった。

親が特別高学歴・高所得でもなく、親から「勉強しろ」と言われたことも一度もない(ほんとに一度もないな、そういや)。

団塊ジュニアの親によくある、「産めばなんとかなる」でおおざっぱに育てられた世代だ。



親が何も言わないので、わたしは勝手に勉強した。

進研ゼミもZ会も、自分から親に頼んだ。



小さい頃から本が好きだったし、語学も親に言われず勝手にやった。

結果、都心の大学に現役合格することができたわけだが、もうあんなのは二度と御免だ。

(昔はね、ゆとり世代と違って受験が死ぬほど大変な時代だったんですよ……周りにも1浪・2浪がゴロゴロいた)




親の学歴や年収に関係なく、勉強する子は勝手にやる。

むしろ、親がうるさく「勉強しろ」と言うことで、子どもの未来を潰してしまいかねない。


だから、上記のお茶の水女子大学の調査は、すべての家庭に当てはまるというわけではない。

ないけれども、昔と違って今は親の所得がものを言う時代だ。



子どものためを思うなら、せめて収入や貯蓄が十分なレベルに達してから産んであげてください。

可哀想な子どもたちを、これ以上増やさないであげてください。




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