07
2016

移民に対して保守的すぎるニッポン、アジア人差別が止まらないニッポン

CATEGORY生活
シーッ


外国人から見ると、日本人の移民に対する考え方は理解に苦しむようだ。

中国メデイア「央広網」は、「なぜ日本は移民に対する態度がこれほどまでに保守的なのか?」と題する記事を掲載。

『週刊プレイボーイ』誌上で連載を持っている国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏も、この問題について苦言を呈している。

長くなるのでちょっと引用してみよう。


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移民に対して保守的すぎるニッポン




日本は(使い古された表現ですが)「不都合な真実」を言ってはいけない社会です。

一般人同士の会話でも、お互いへの敬意や“憚(はばか)り”によって自然とブレーキがかかる。

これは、実は東アジアの漢字圏の国ーー日本、中国、韓国に共通しています。

日本はアジアの中では欧米化された国で、皆さんの中には「中韓より欧米に近い」と考えている人も少なくないでしょう。

しかし、こと社会の多様性のレベル、議論の透明性という面では、民主主義のない中国や、

しばしばナショナリズムが論理を超えてしまう韓国に非常に近いと僕は思うのです(認めたくない人も多いでしょうが)。

多様性がなく、「みんな同じことを考えている」ことが前提となる社会ーー

そこでは進歩的な人の声は潰され、多くの人が空気を読んで面倒な議論を避けるようになります。


出典:「モーリー・ロバートソンが提言。移民受け入れの議論すら避ける日本にもっと「多様性」を!」週プレNEWS



当たりすぎてちょっとドキッとしましたね、これ。

特に、「日本は中韓より欧米に近いと考えている人も少なくないでしょうが」といったあたりや、「日本は韓国に近い(認めたくない人も多いでしょうが)」というあたりが。


「日本人は自分らを "欧米化された特別な存在" と思っているようだけど、こっちから見りゃ中韓人と何も変わらないよ」

と言っているわけですね。



日本人の特質はモーリー氏もよく理解しているようで、以下のように釘を刺す。


「多様化なんてするもんじゃない」「やはり移民なんか受け入れないほうがいい」などと、したり顔で語る人々がいます。

しかし、僕は何度でも言いたい。

多様性を受け入れないばかりか、そのための議論すらない社会に未来はありません。

現在の欧米の混乱は、社会がさらに多様に、さらに一歩前に進むための過渡期ーー僕はそう見ています。


出典:「モーリー・ロバートソンが提言。移民受け入れの議論すら避ける日本にもっと「多様性」を!」週プレNEWS



試しに、本音の宝庫2ちゃんねるの意見を覗いてみたところ、やはりと言うか、約8割近い人が「移民に反対」していた。

わたし個人はモーリー氏とまったく同じ意見なのだが、こういうことを言うと、日本ではなぜか必ず「非国民」呼ばわりされてしまう。

(どころか、「おまえ日本人じゃないだろう!」とまで言われてしまう)



モーリーさん、そのとおりです、

「多様性を受け入れないばかりか、そのための議論すらない」のが日本です。


もちろん、掲示板上では活発に移民の議論がなされているが(そしてそのほとんどは反対意見なのだが)、リアルの世界で移民問題をまじめに語る人はほとんどいない。

せいぜい、「外国人が増えたわ、いやねぇ」などと愚痴をこぼすくらいだろう。



結局、日本人は怖いのだ。

言葉の通じない外国人が入ってくるのが。

治安がむやみやたらに荒らされるのが。


怖いから、移民に反対する。

せっかくおらが村で皆で仲良くやってたのに、よそ者はこないでくれ!!

というのが本音なのだ。


説得するには証拠が必要だ。

だから彼らは欧米での移民問題を引きあいに出してこう言う。


「ほらね、他国だってこんなに移民で参ってる。移民に荒らされてる。だから移民なんていらないよ」と。



10代、20代の安倍政権の支持率が6割を超えているところから見ても、若者は比較的、移民政策を受け入れる覚悟ができているように思う。

若い人は柔軟性がありますからね、他言語にも抵抗がない人が多いですし。



移民を怖がっているのは、ほとんどが 年配者 だろう。

高齢化著しい2ちゃんねるで、そのほとんどが反対意見を書き込んでいるところを見ても、それは証明されている。


今さら新しい言語なんて覚えられない、日本語しかわからない、治安が荒らされるのは嫌だ……。



この話になると、いつも思い出すのは茹でガエルの話だ。

ぬるま湯が気持ちよくて鍋から出られないカエル……。

今の日本の姿にそっくりだ。



でもね、移民に反対して困るのは皆さんなんですよ??


皆さんは少子高齢化の日本でずっとやっていくわけですよね?

少子化はもう解消しないってわかってますよね?

だったら、覚悟が必要なんですよ、どこかで移民を受け入れるという覚悟が。




たとえばアメリカは、移民によって新しい考え(イノベーション)が進んで国が活性化している。

異物を積極的に取り入れることで、既存の古い価値観を壊して新しい価値観を生み出している。

(その反動でトランプが支持されているのも事実だけれど)



移民に反対する人は、反対するだけで代替案がない。

ただ反対する。


「移民を入れた欧米はこうなってる、だから移民なんて入れるべきじゃない」と駄々をこね続ける。

掲示板(というか2ちゃんねる)に延々と反対意見を書き続ける。

それで世の中を変えられると信じているかのように。



でもね、駄々をこね続けて、それでどうなりますか?


国はもう、労働力を移民でカバーする方向でとっくに舵を切っています。

それを受け入れられないなら、茹でガエルのようにゆっくり腐っていくしかない。


これからは、波乗りのように時代の流れをうまく乗りこなしていかないと、生きてはいけない時代なのです。

厳しいですが、それが現実です。




アジア人差別が止まらないニッポン



訪日外国人が2000万人を突破した日本。

一方で、中国人や韓国人に対しての「アジア人差別」が増えているのだという。


例を挙げると……。


【ケース1:中国人】

都内の寿司店に英語で予約の電話を入れたところ、唐突に国籍を聞かれ「中国」と答えたとたん、

「予約はできないので店にきて並んで。中国人はドタキャンするから」と言われた。


【ケース2:韓国人】

ホテルにて、日本人客には笑顔で対応していたのに、自分がチェックインしたときは無表情で事務的になった。

エレベーターに乗ろうとしたら、後ろでスタッフとひそひそ悪口のようなことを言っていた。


出典:「アジア人観光客への差別が止まらない…日本人の信じがたい嫌がらせエピソード」日刊SPA!



この手の話は枚挙に暇がない。

いつの時代も、相手を差別するのは自分と同じ人種の人間(もしくはカラード)だ。

(そして、この手の差別をする人たちに限って白人客にはヘラヘラする)



わたし自身、あらゆる国で似たような差別に遭っている。

中には、ここでは書けないような、はらわたが煮えくり返るような差別もあった。


日本で中韓人に差別をする人は、自分が他国で差別をされた経験がないのだろう。

もしくは、「中韓人とは格が違う」と自分たちを一段上に見ているのだろう。



でもね、一歩アジアを出てしまえば、日本人も中国人も韓国人もひと括りにされるもんですよ。

わたしなど、何度中国人と間違えられたことか。

道を歩いていると、北アジア人というだけで、いきなり中国語でババッと話しかけられたりする。




日本はすごい国だ。

でも、日本人は決して特別なんかじゃない。


それがわからないのは、彼らがバブルという日本が最強だった時代を生き抜いてきたからじゃないか。


バブルの勢いのあった時代を生きてきた人たちは、日本の凄さを忘れられないのだ。

だからこそ、日本という国を特別視してしまう。

自分が中韓人より上だと勘違いしてしまう。



一方、わたしら団塊ジュニアから下の人間は、気づくと不況が当たり前の時代だったので、そこまで日本という国を特別視していない。

わたしの父は仕事でずっと海外だったので、バブルの凄さを両親から聞くこともなかった。


わたしにとって、日本は不況なのが当たり前の国だった。

だから、中韓人より自分が上だとの意識もない。



それどころか、中国人が早く世界で力をつけて欲しいとさえ願っている。

彼らに早く力をつけてもらって、アジア人が差別されないようになればいいと思う。


世界でのアジア人差別はまだまだなくならないからだ。

(日本人では無理だから、中国人に任せるしかないのです……他力本願?結構結構 (´∀`*;)ゞ



これからの日本を支えるのは(労働力を提供してくれるのは)、彼らアジア人です。

そのアジア人を差別するのは、みずからの首を絞めるようなもの。


ほんと、そんなことやってて将来的に困るのは自分ら なんですよ。

それに気づかないって、ちょっとやばいですよ……。




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