24
2016

日本人の過労死は無意味?優秀な移民(外国人労働者)は本当に日本に来てくれるのか

CATEGORY時事
疲れた男性


日本の「過労死」問題は、海外でもよく取り上げられている。

日本は世界屈指の経済大国だが、「実は生産性が悪いのではないか?」との疑問まで出ているようだ。

英エコノミスト紙によると、日本が1時間で生み出すGDPはたったの39ドル(米国は62ドル)だという。

以下に、GDPを多く生みだしている国を引用してみよう。


出典: 日本人、それってオカシイよ 「過労死」を生む日本企業の“常識”


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日本は生産性の悪い国?!


1. ルクセンブルグ 79.3ドル
2. ノルウェー 79ドル
3. アイルランド 64ドル
4. 米国 62.5ドル
5. ベルギー 62.2ドル
6. オランダ 60.9ドル
7. フランス 60.3ドル
8. ドイツ 59.1ドル

(G7の平均は54.5ドル)


出典: 日本人、それってオカシイよ 「過労死」を生む日本企業の“常識”



ご覧のとおり、日本の1時間あたりのGDPはG7の平均よりも下回ってしまっている


とはいえ、海外からのこのような批判は今に始まったことではない。

残念ながら、日本は昔から「生産性の悪い国」だと外国人から批判されているのだ。


「日本人=仕事ができる」というイメージは過去の話。

今では「日本人=生産性が悪い」というのは、外国人にとって一種の合言葉のようになってしまっている。


英エコノミスト紙も、

「仕事の成果よりも会社で過ごす時間や仕事への献身さに価値を見出している(日本のような)文化では、仕事のビジネス慣行を根本的に変えるのは容易ではない」

と指摘している。




もちろん、日本でも過労死を出さないような取り組みは始まっている。


都庁は「20時以降の残業禁止」を発表しているし、過労死事件で問題になった電通も、全館夜10時には消灯するという徹底ぶりだ。

安部首相も、ついに「モーレツ社員」の存在を否定した。

「残業してまで働くのは今の潮流に反している」とのイメージが、日本にもようやく定着しつつある。



とはいえ、他国はもっとすごい。

英エコノミスト紙によると……。


ドイツのフォルクスワーゲン社→ 勤務時間終了から30分を過ぎたら電子メールの転送を禁止

ダイムラー社→ 休暇の際に受け取った電子メールは削除してもよい




削除してもよいとは恐れ入る(笑)

このあたり、QOL(Quality of Life)の徹底している欧州ならではだ。



とはいえ、外国人のいい加減な仕事ぶりを日々目の当たりにしている私としては、たとえ効率が悪くても、日本人に仕事を任せると安心するところはある。

些細なこと---たとえば、約束の時間きっちりに来てくれるとか、こまめに連絡してくれるとか、始めた仕事は放り出さないとか、その手のことである。


世の中、なんでもかんでも生産性を上げて効率よく済ませばいいというものでもない。

そんなことを言ったら、時間をかけて丁寧に手作業する職人さんなど、日本からいなくなってしまう。


欧米的やり方に近づくことで同胞が楽になってくれてうれしい反面、多少効率が悪くてもいいから、しっかり仕事をしてほしい---そう願うのは贅沢だろうか?




そんな日本に外国人労働者は来てくれるのか?


世界経済フォーラム(WEF)が発表した国際競争力ランキングによると、「優秀な人材を誘致する力」の項目で、中国は22位、インドは23位、そして 日本は77位 という結果だったという。


高い流動性があり、成長と機会がある場所に人材は向かう。

それを見事に反映した結果となってしまった。


出典: 有能な外国人に敬遠される「日本」という職場、魅力は中国・インドに及ばず



中国とインドのような新興経済国と比べられたらひとたまりもないが、一方で、力を落とさず彼らと肩を並べているアメリカのような国もある。

「人口が日本の10倍以上ある国と比べられたってねぇ」との意見もあるだろうが、アメリカの人口は約3億だ。


たった3億だが、なぜインドや中国と肩を並べられるかと言えば、「アメリカが移民国家であり、優秀な移民が常に流入するから」だ。

結局は、外からまかなわないと新しいイノベーションは生まれないのだ。



政府は移民(外国人労働者)を積極的に取り込む姿勢を見せている。

とはいえ、①生産性が悪く、②出世もままならず、なおかつ③言葉の壁がある日本に喜んできてくれる外国人労働者がいるのだろうか?



移民反対派がよく言うことに、「どうせ彼ら、日本になんて来たがらないよ」というものがある。

理由はまさに①~③だ。

外国人は飲み会も付き合わないだろうし、残業もしないだろうし、日本企業から早々に逃げ出すよ、と。



逃げ出して、それでいいのか?

外国人がいなくなれば一時はほっとするだろうが、まわりまわって最終的には自分たちの首を絞めることになる。


アメリカのように外から新しい風を入れなければ、日本は永遠に生まれ変わることができない。

少子高齢化が治まらないかぎり、外国人が日本式やり方を「嫌だ」と言うなら、それに(ある程度)合わせるほかないのだ。



とはいえ、「ではアメリカやインドや中国の製品は日本よりも上なのか」と問われれば、それは違う。

声を大にして言いたいが、日本製品は高品質だし、まず壊れない。


これは海外在住者なら嫌というほど身に染みているだろう。

日本製品は、本当に壊れない


わたしはしょっちゅう部屋のオーナーに「あれが壊れた、これが壊れた」と言っては修理人を呼んでもらっている。

今も、冷蔵庫の調子が悪いので修理人が来ることになっている。


転じて日本にいた頃、わたしは中古の洗濯機と中古の冷蔵庫を使っていたが、10年以上一度も壊れたことがなかった(中古で買ったにもかかわらず、だ!)。

これが日本の実力なのだと、つくづく思い知らされる。



そして、大勢の外国人もそれはよくわかっているようで、わたしにこんなことを言ってくる。

「今はメイド・イン・チャイナが至る所にあるけれど、やっぱりメイド・イン・ジャパンだよ」と。


そう言われると、それがたとえお世辞だとしても悪い気はしない。

こんど家電製品が壊れたら、部屋のオーナーには「次はメイド・イン・ジャパンでそろえてね!」と言おう。


日本という国が生産性が悪かろうと、外国人労働者に嫌われようと、わたし自身は海外で日本製品を買い続けるだろう。




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