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2016

月3万円の奨学金を得るなら高校の成績を平均「4」以上取るべし!

CATEGORY生活
勉強


高校の成績が5段階評定で 平均4以上 であることを条件に、 月3万円を給付する方向で、自民党と文部科学省が調整を始めている。

対象者は7万5千人程度になると見込んでおり、年300億円近くが必要となる。

2018年度の入学生から導入する考えだが、前倒しして2017年度からの適用になるかもしれない。


出典: 高校成績「4」以上→月3万円 給付型奨学金の自民案 朝日新聞デジタル


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これは、自民党グッジョブですね。

経済的な問題で進学をあきらめざるを得ない子どもが増えている中、このような奨学金制度があれば励みになるでしょう。

月3万、年間36万円なので馬鹿にできない。



とはいえ、5段階評定で平均4以上を取れる生徒はそう多くはない。

小さな頃から勉強ができたであろう政治家や官僚は簡単に「平均4」と言うが、進学校でそれだけ取れる生徒は学年に数人いるかどうかだろう。



結果どうなるか?

自分の実力よりランクの低い高校にあえて入学する生徒が増える。


政府は奨学金を年300億円近く見込んでいるものの、「4」以上取る生徒が増えてそれ以上の資金が必要になったらどこから削るのか。

考えられるのは以下の2つ。


① 富裕層から取る

② 煙草やアルコールの税収を上げる




これは昔からある手法だが、今後さらに富裕層や酒飲み・煙草呑みは厳しくなるだろう。


最近でも、タワーマンション高層階(20階以上)の固定資産税を2018年度に増税する案が出たばかり。

未来の子どもたちを楽にする代わりに、富裕層への締め付けが厳しくなるのは覚悟しなければならない。



酒や煙草といった嗜好品の税率も、欧米並に高くなることが予想される。

現在、日本の煙草は1パック400円前後だが、これが1000円近くになることは(ほぼ)確実と言っていいだろう。

「嫌ならやめろ」と言うほかない。これも未来の子どもたちのためだ。




とはいえ、「自分の実力よりランクの低い高校にあえて入学してGPA(成績評価値)を上げる」方法は、実は留学生のあいだではおなじみの手法だった。

海外の大学(院)に出願するには、大学の定めるGPAをクリアしなければならない。


そこで、たとえば進学校よりは成績の取りやすい普通校を選び、GPAを上げることで留学先で勝負を賭ける。

このような方法は割とメジャーである。


今後は、月3万円の奨学金を得るために、デキる高校生はあえて進学先のランクを落とすかもしれない。

(とはいえ、平均4取れる生徒なら、最初からセンター試験を突破して国公立を目指すだろうけど)



今の子どもたちが大学入学と同時に多額の学生ローンを背負わなければならない状況は、見ていてしんどい。

卒業と同時にマイナススタートとなれば、他の学生と大きく差が開いてしまう。



「金がないなら子を産むな」はそのとおりだと思うし、実際ブログにもそのようなことを書いてきた。

経済が永遠に成長すると信じられてきた昔と違い、今はひとり育て上げるだけでもいっぱいいっぱいだ。


とはいえ、子どもたちを見放すような社会になれば、それはもう成熟した国とは言えない。

未来の子どもたちが進学に不自由を覚えることがないよう、われわれ大人が我慢する場面も時には必要だろう。


かように、日本はシビアな時代へと突入してしまった。




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