08
2016

最近、化粧品会社の女性向けCMが迷走している

CATEGORY生活
しぶい顔


昨今、化粧品会社のCMが迷走している。

資生堂のブランド「インテグレート」のCMについて批判が殺到、同社はCMをサイトから削除する事態となった。

批判を浴びたのは、CM第1弾と第2弾。


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第1弾では、25歳になった主人公に対し、友人たちが「今日からあんたは女の子じゃない」「もうチヤホヤされないしほめてもくれない」などと、ふざけながらシビアな言葉を突きつける。

第2弾では、ヒロインの上司と思われる男性が「今日も頑張ってるねえ」 「それが顔に出ているうちは、プロじゃない」と言い放つ。


それらの場面に対し、「女性の価値は若さとかわいさだけなのか?!」「またしんどい生き方を助長している」「この男性上司はセクハラなのでは」といった批判が相次いだ。


出典: 資生堂「インテグレート」批判受けCM取り下げ 「しんどい生き方助長」「25歳過ぎたら女の子じゃない?」などの声 ねとらぼ




なんというか……センスがないんですよね、作り手のセンスがない。

友達に馬鹿にされたから、上司にピシャっと言われたから、「なんか……燃えてきた」と決意を新たにする主人公を描きたかったと思うんですが、見事にすべっている。


あのCMを観た女性たちに「よ〜し、私もがんばるぞ!」と思わせようとしてCMを作ったのだとしたら、時代が読めてない。


確か去年も、「大丈夫だよ、需要が違うんだから」というルミネのCMが炎上している。

これも女性に「発奮させよう」との意図で作られたのだと想像しますが、やはりどこかすべっている。



そして今回の資生堂。

今回はルミネの先例があったにもかかわらず、なぜ同じ過ちを繰り返す。


「ネガティブ提起」からの「私もがんばるぞ」系が、昨今の女性向けCMの流行りなのか??

どうせ作るなら、ルミネの第2話のように、主人公をポジティブにさせてから商品を買わせるように持っていくべきだ。


購入者は、気分が良くなれば財布を開く。

先にネガティブ提起をされたら、視聴者が反発するのはある意味当然のことだ。




唯一成功(?)したと思われる「問いかけ型CM」として、POLA が挙げられる。

「この国は、女性にとって発展途上国だ」というキャッチコピーで受け手をドキッとさせた。


なぜうまいかと言うと、POLAは「女性」そのものではなく「国」に問題提起をしているからだ。

女性向けCMにも関わらず、問題提起する対象を微妙にずらしたのだ。

ここがうまい。



CM作りは、制作側のセンスが問われる。

最近では、鹿児島県志布志市の「ウナギ少女」が差別的だとして、海外メディアも取り上げるほどの大問題となった。


ちょっと考えれば、「これは炎上するだろうな」というのが感覚でわかるはず。

わからないのであれば、制作側と一般視聴者の「感覚」がずれているということだ。



CMだって、作るからには人件費や制作費がかかっている。

何事もタダじゃないのだから、批判されたら取り下げればいいってもんじゃない。


今後はCMを作ったら、まずは100人ぐらいの一般人(主婦や会社員)に意見を聞いてから公開したほうがいいんじゃないか?

もしくは、制作陣に「普通のセンスを持った人間」をひとり入れるべきだ。


「炎上」→「取り下げ」がお家芸となってしまったら、その企業はいつか衰退する。




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