04
2016

地方私大の定員割れが4割超えに 〜日本の私立大学の運命はどうなる?〜

CATEGORY時事
大学


日本私立学校振興・共済事業団の調査によると、私大577校のうち257校(44・5%)で定員割れとなっているそうだ。

大規模校に学生が集中しており、小規模校、とくに特徴がなく就職に結びつきにくい学部で定員割れが発生している。


学生の数に対して大学の数が多いのは明らか。

大学側も、今や生き残りをかけて特色を出すことが求められている。


出典: 志願者集まらない地方の私大 定員割れが44.5%に Economic News



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これね、難しい問題ですね。

定員割れしている4割の地方私大をリストラすれば教員があぶれてしまうし、知識層が減れば国力を削ぐ。

留学生で埋めるにしても、英語や中国語で授業を行う大学以外は学生集めは厳しいだろう。


「むしろノーベンで地方私大に入りやすくなっていいんじゃない?」との声もあるが、大学は余っていても、親のほうで余裕がない。

奨学金地獄に陥っている学生たちのことを覚えば、安易に進学を勧められない。


一方で、優秀な日本人は海外に出てしまう。

東大が世界ランキングの順位を落としていることもあり、日本最高峰の大学でさえ、もはやプレミア感がなくなりつつある。

今後は相当な数の大学をリストラし、さらに残った一部の大学さえも、留学生を率先して取るなどの教育改革を行わないと、店員割れの大学はいずれ消え失せる運命にあるだろう。



唯一の希望は 中国 だろうか?

13億人いるうちの何人かは、近隣である日本の大学まで学びに来てくれるかもしれない。

(トップ層はアメリカに行ってしまうだろうけど)


今、イギリスの大学(院)は中国人で埋め尽くされているという。

高額な留学生価格で授業を受けてくれる彼らは、イギリスにとっていいお客さんだ。


それだけではない。イギリスでは「distance learning(通信コース)」が盛んだ。

イギリスの大学のほとんどが国立大学ということもあり、通学と同様の学位が、この distance learning 生にも与えられる。

そのため、かの国は世界各国から通信で学びたい学生(老若男女)を取り込むことに成功しているのだ。


私の周りの日本人でも、イギリス院の通信でMBAを取得している者が何人かいる。

日本の大学も、このように世界に門戸を開いた制度が必要になってくるだろう。



そうなるためには、まず年齢の「枠」を何とかしたほうがいい。

実質的な「枠」ではなく、世間一般に蔓延する「年齢の枠」だ。


「大学(院)に行くのは20代まで」というような閉じた常識をなくし、誰もがいつでも大学に帰ってこられるような、そんな空気を作るべきだろう。

萩本欽一さんが70代で大学に受かったように、老若男女がいつでも大学で自由に学びなおせる空気がほしい。



私も世間一般の日本の学生同様、「大学に入学したら遊びほうけていた」クチだ。

今、無性に何かを学びたくてしょうがない。

大人になり、自力で稼いだ自分のお金で何かを学び直したいのだ。


このような層が、意外と多いんじゃないか。

そして、このような層をもっと取り込んでほしいと切に願う。




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