FC2ブログ
05
2016

第二の又吉を狙え?!タレントの相次ぐ文芸界参入にモノ申す

CATEGORY生活
原稿用紙


芥川賞を受賞したお笑い芸人・ピース又吉の成功を受け、人気タレントが続々と文芸界に参入している。

たとえば、タレントの壇蜜は『オール読物』に初小説「光ラズノナヨ竹」を発表、お笑い芸人のマキタスポーツも本名で『文学界』に連載を持った。

一方、モデルの押切もえが絵画の登竜門と言われる二科展に入賞するなど、芸能人の他業種参入が目立つ。

出典: 又吉直樹に続け!壇蜜、押切もえ、尾崎世界観…人気タレント続々「ベストセラー予備軍」に 産経新聞


スポンサーリンク


このような現象は今に始まったことではない。

過去には辻仁成や町田康といった、 "ミュージシャン上がり" の作家も登場している。

厳しい出版不況下にあって、このようなタレント作家がカンフル剤となり文芸誌が売れる、それは事実だ。



ただね、又吉以降、「2匹目のどじょう狙い」があからさますぎると思うんですよ。

又吉の『火花』が 252万部 の大ベストセラーになっちゃったもんだから、出版社側も味を占めちゃったんでしょうかね。


勘違いしちゃいけないのは、又吉は文学青年以上に文学青年だったということ。

たとえ有名人でなくとも、彼はいずれ実力で芥川賞を獲れたでしょう。

勝手に認めます、彼には文学の才能がある。






又吉の成功に乗っかって、(あまり才能がないと思われる)タレントたちが一斉に文芸界を目指すって、どうなんでしょうね。

その世界で本当に才能があったとしても、「どうせタレントが賞獲るんだろ」と腐ってしまい、最初からトップを目指すことを諦めてしまう人が出てくるような気がします。


だって、有名人ってだけで賞が獲れるなら、最初からタレントを目指したほうが早いですからね。

タレントになった後で「本当は小説が書きたかったんだ」とでも言って実力を見せれば、そのギャップに世間は十分どよめいてくれます。


一方、羽田圭介のような逆パターンもあります。

彼は又吉と同時に芥川賞を獲っている "生粋の" 作家さんですが、以降はテレビに出ずっぱり、しかもNHKで役者デビューです。


タレントの又吉が文芸界を潤わせ、作家の羽田が芸能界を潤わせる。

互いが宿主(ホスト)に寄生しながら共生していくさまは、理科に出てくる動植物を彷彿させます。



なんにせよ、出版社や画廊の人たちは、本当に才能のある人間をつぶさずに拾い上げてほしいものです。

必死こいて画家や作家を目指すなんてバカらしい、そんな風潮だけは避けたいものです……。



関連記事

羽田圭介(芥川賞受賞作家)の俳優デビューにモノ申す


スポンサーリンク

スポンサーリンク

Related